
恒例の季語とオカリナのコラボ企画。宗次郎さんが選んだ晩秋の季語は!?
西川 11月ということで、晩秋の季語を取り上げたいと思います。代表的な晩秋の季語をいくつかご紹介しましょう。

まずは、新酒。新米から作られたお酒。日本には古代より穀物と新酒を神に供え、収穫を祝う風習がありました。もっとも重要な宮中儀式、新嘗祭として今でも受け継がれています。
代表句です。「ある時は新酒に酔うて悔多き」。夏目漱石の句です。

続いて、冬支度。都会の冬支度と言えばせいぜい、暖房器具や冬用布団の用意くらいでしょうか。農村や雪国では、厳しい冬に備えての準備が忙しくなる時期です。代表句です。「冬を待つ用意かしこし四畳半」。正岡子規の句です。

最後にご紹介する晩秋の季語はヒヨドリ。秋になると山から降りてきて、人家の近くで冬を越す鳥です。花の蜜、木の実、昆虫などなんでも啄みます。力強く美しい声で鳴き立てる鳥です。代表句です。「ひよどりのこぼし去りぬる実の赤き」。
与謝蕪村の句です。
